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2019.11.6 阪神・秋山“12勝フォーム”復活!片山ブルペン捕手助言で手応え

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指揮官も驚嘆の声を上げざるを得なかった。勢いが衰えることなく、捕手のミットに突き刺さるようなボールを投じたのは、秋山だ。ブルペンで確信に近い手応えをつかんだ。

 「(ブルペンで)良かったんで。続けることができれば、いいメドが立ちそうかなと」

 

ワインドアップから投じる力強い直球に真っ先に反応したのは矢野監督だった。「ナイスボール!」とうなずくと「力の入り方が良い」と絶賛。その言葉に背中を押されたように、背番号46の腕の振りが力強さを増した。カーブを数球交えたものの、全52球はほとんど直球。「狙ってるところに投げられる雰囲気が出てるので」と自信が湧き出ていた。

 矢野監督も「アキが勝っていたときは、低い球がたぶんボールに見える、伸びる。それで見逃し三振が多かった。そういう球の質でベース上、力がしっかり入っていて、そういうボールがきていた」と12勝を挙げた17年を引き合いに出して再評価。続けて「片山がアドバイスしてくれてるみたい」と意外な真相を明かした。

 “激変”のアシスト役は片山ブルペン捕手だった。ミットを構え、「球が悪い時の球筋は嫌」などと1球ごとにボールの状態を伝達。そんな言葉もあって胸の張りを弱くして修正を施すと、腕の振りが強くなった。

 「(胸の張りを)使い過ぎないようにした。こうかなっていうのがあった。(効果が)球にも出せた」

 連日、話題をさらってきた臨時投手コーチを務める山本昌氏は不在。ブルペン入りする投手も多くない中で、逆襲をかける来季へ大きなきっかけをつかんだ。「続けることができそうだし、いい方向にいきそうだなと」。7日はシート打撃にも登板し、手応えをさらに深めるつもり。完全復活の下地が整いつつある。

(遠藤 礼)

 ▽17年の秋山 背番号を入団時の27から46へ変更。開幕から先発ローテーションに加わり、最初の8試合で7度のクオリティースタートを達成する安定感。前半戦だけで7勝を挙げ、初の球宴出場も果たした。8月18日の中日戦では7回2失点の好投にプロ初本塁打で自身を援護し、初の2桁10勝目。最終的にチーム最多の12勝(6敗)をマークし、規定投球回に到達した投手の中では両リーグ最少の16与四球という制球力を誇った。

阪神】矢野監督、17年育成1位・石井に“島本になれ”同じ育成出身左腕「ゾーンで勝負を」

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阪神矢野燿大監督(50)6日、育成の石井将希投手(24)に“アバウトのススメ”を説いた。追いかけてほしいのは、同じ左腕で育成から飛躍を遂げた島本。「いい球もボールなら、単なるボールだから」と指摘し、2年目サウスポーのブルペンに熱視線を送った。

 「8割の力で、質のいい球を確率よく…」。シンプルだが難しいテーマを与え、ストライクゾーンで勝負する心得を伝授していった。「ワンランクもツーランクも、まだまだ上げないといけない」と発展途上ではあるが、努力と潜在能力は認めるところ。指揮官は期待を膨らませた。

 育成からはい上がった島本は今季、自己最多の63試合に登板。リリーフとして欠かせない存在になった。石井もウエスタン・リーグでチーム最多の48試合に登板。10月のフェニックス・リーグでは自己最速の150キロを計測した。矢野監督は力投型と認めた上で「甘い所から広げられるのが投球」と組み立てにも助言した。

 安芸キャンプで臨時コーチを務める山本昌氏も「顔としぐさが(元中日の)チェンに似ている」とメジャーリーガーの姿に重ね合わせるほどの大器。「コース、コース、で自分の首を絞めることが多かった。これからもっと意識して投げたいです」と肝に銘じた。窮屈にならず、大胆に攻めること。戦力発掘へ、かわいい種に水をまいた。(長田 亨)

 ◆石井 将希(いしい・まさき)1995年7月12日、群馬・高崎市生まれ。24歳。桐生第一高から上武大を経て2017年育成ドラフト1位で阪神入団。最速150キロの直球を武器に今季は2軍でチーム最多の48試合に登板し、2勝2敗1セーブ、防御率3.46。180センチ、87キロ。左投左打。年俸300万円。

阪神・植田、開幕遊撃名乗り 秋季キャンプ内野専念「1回も外野の練習していない」

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高知・安芸での秋季キャンプに参加する阪神植田海内野手(23)が6日、来季の開幕遊撃に名乗りを上げた。5年目の今季は外野で12試合を数えるなど出場の幅を広げた中で本職を熱望。首脳陣にも認められ、今秋は外野練習には加わらず内野専念の日々だ。木浪、北條ら実績で勝る先輩たちを向こうに回して開幕スタメン奪取を期した。

 植田は言い切った。「内野だけで勝負しているつもり。今は守備でも捕球の際のステップに重点を置いてやっている。このキャンプでは1回も外野の練習はしていないし、(外野のことは)意識はしていない」。高卒6年目を迎える来季へ方向性は定まった。

 キャンプでは初日から外野には一度も就かず、遊撃に軸足を置き、補足的に二塁での練習に励んできた。内野専念の意思は固く強い。18年途中から外野に挑戦し、今季も12試合で出場。出場できる幅をさらに広げるのではなく、遊撃での勝負に照準を合わせた。

 周りからやらされるのではなく、自分が何をやりたいか――。自主性を尊重する方針に沿い、植田の思いは首脳陣にも認められた。久慈内野守備走塁コーチは「海自身も内野で勝負していこうと思っているはず。守備は一級品だし、このキャンプも内野しかやってないから専念する形になる」と明かした。

 今季のポジション別で見れば、最も失策が多かったのが遊撃だった。木浪が15、北條が11を数えるなど計31失策。内野の要でありながら12球団でもワーストの“穴”だった。今季限りで退団する鳥谷も含めて6人が守り、実は唯一の無失策を誇ったのが植田だ。

 12盗塁を決めて成功率86%だった走塁を合わせた2部門は既に木浪、北條に勝る能力を持ち、矢野監督にも「守備範囲にしても、トスなどボール離れの速さにしても、人が持ってないものを持っている。守備範囲などでは海が現状一番」と認められてきた。今季は得点力向上のため打力重視で木浪や北條が優先された。求められる基準が変われば、来季の開幕遊撃も決して夢物語ではない。

 先輩たちとの競争に挑む上での弱点は自覚する。「守備だけではなく、打撃も下半身の粘りを意識して取り組んでいる」。今季は打率・242ながら6月12日のソフトバンク戦ではプロ初本塁打を記録。伸びしろはある。2年目から左打席に挑戦してきた両打ちの特性も武器になり得るだけに「振る力が必要」と力を込める。実りの秋、そして冬を越えた先に勝負の春を見据えた。

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阪神秋季キャンプ」(2日、安芸)

 小幡よ、海よ、ショートのレギュラーを奪い取れ!阪神矢野燿大監督(50)が高知県安芸市での秋季キャンプで2日、高卒1年目の小幡竜平内野手(19)、今季主に代走で出場した植田海内野手(23)に今秋でのレベルアップを命じた。北條、木浪との遊撃手争いに参戦するように発破をかけ、競争激化を期待。鳥谷を最後に固定できていない正遊撃手の座を奪うのは誰だ!?

今季の阪神で遊撃のスターティングメンバーに名を連ねたのは木浪が88試合、北條が37試合と、ほぼこの2人が占めた。鳥谷を最後に“正遊撃手”が固定できていないのが現状だ。各選手が来季へ向けてのレベルアップを図るために行っている秋季キャンプ。矢野監督は若手2人に北條、木浪を脅かすだけの進化を期待した。

 まずは高卒1年目で秋季キャンプに招集された小幡だ。この日の打撃練習中も、19歳の若武者に熱視線を送った指揮官は「全体的な能力はしっかりしたものを持っている。“もっとうまくなって試合に出たい”とか、そういう内に秘めたものもしっかりある」。じっくり見るのは今回が初めてだが、2軍スタッフから伝え聞く高評価が、間違いではないことを確認したようだ。

 「今は(先輩の動きなどを)観察することを意識していますが、守備でも自分には無駄な動作が多いことを気付かされる」と1軍レベルとの差を痛感しているという小幡。それでも「来季は1軍で、という意識は常に持ってやっている。このキャンプではヘッドスピードを上げることを意識して」と打撃面での強化に意欲を燃やす。

 一方、矢野監督が「現状、二遊間の守備範囲とかでは海が1番。バッティングを頑張ったらスタメンで出る可能性は十分ある」と評価するのが高卒5年目の植田だ。

 今季は主に代走の切り札として81試合に出場した植田も、キャンプのテーマに打力アップを掲げる。「振る力がないので、そこを上げたい。やっぱり試合に出たいので」とこちらもやる気十分。指揮官は「海も(スタメンで)出てチカ(近本)も出たら、すごくおもしろいね。相手にすごく嫌なものになる」と“快足コンビ”が打線に並ぶシーンを思い描く。

 もちろん実績で上回る北條、木浪もレベルアップへ向けて必死に汗を流している。すでに戦いの火ぶたが切られている熱い熱いレギュラー争いは、来春の開幕まで続いていく。

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阪神2軍首脳陣、高卒ルーキー小幡の守備評価「小園や根尾よりうまい」

【球界ここだけの話】来季に向け阪神は10月31日から高知・安芸で秋季キャンプに励んでいる。そこに高卒ルーキー野手で抜擢(ばってき)された最年少、小幡竜平内野手(19)がいる。

 「すごくありがたいです。どんな形でアピールできればいいかなと思う」

 軽い身のこなしと肩の強さ、安定感のある送球で守備には定評がある。打撃では今季ウエスタン・リーグで99試合に出場し、打率・225、1本塁打、14打点の成績。1年目から実戦を多く経験した。

 そんな小幡は、今回のキャンプで「元気のよさというのは課題というか、テーマでもあったので意識していきたい」と話していた。平田2軍監督も「やっと声も出だした」と話すように、積極的に声を出して盛り上げるようなタイプではない。

 それでも熱い闘志を秘めている。高卒1年目というと、どうしても比較されてしまうのが、高校時代に甲子園を大いに沸かせた小園(広島)や根尾(中日)だ。今年のフレッシュオールスターに出場したときも「負けたくないという気持ちはあります」と話し、本人も強い意識を持っている。

 平田2軍監督や高代2軍チーフコーチといった2軍首脳陣からは「守備は小園や根尾より、小幡の方がうまい」とその2人と比較して評価。さらに平田2軍監督は「守りは十分アピールできる。北條とかは、ビビるんじゃない? スローイングも安定しているし、セールスポイント」と太鼓判を押して送り出していた。

 矢野監督は2日に熱い視線で小幡の打撃練習を見つめた。「まだまだやることはあるよね」とした上で「若い選手というのは伸び出したら急に伸びる可能性を持っているし」と期待を寄せた。

 チームは今季102失策。遊撃のポジションもなかなか固定できなかった。北條、木浪、植田らとの遊撃手争いへ加わることは自身にとっても、守備に課題を残すチームにとっても大きな刺激となる。

矢野阪神1年目の光と影 相次いだ拙守…世代交代の代償

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 「エラーやミスが多かったのは課題。そういうものが1個、2個減るだけで、何勝も変わってくる可能性がある」。阪神の矢野監督はシーズン終了後、率直な反省の弁を述べた。今季のチーム失策数は102を数え、12球団ワースト。広い甲子園球場を本拠とする阪神が軸に置くべき「守りの野球」が崩壊した。

予兆は2月の春季キャンプにもあった。前年の4勤1休ではなく、3勤1休が基本スケジュール。最下位から巻き返しを図るチームでありながら、守備練習の絶対量の不足が開幕直後から他球団との差になって表れた。

 守備力の低下は、世代交代を進める中、若手主体のオーダーを組んだ代償でもある。開幕から4番を任された大山はリーグワーストの20失策。打撃不振が影響したのか、定評のあった送球が乱れる悪循環に陥り、4番の座も最後まで守り抜くことはできなかった。

 また、かつては鳥谷の定位置だった遊撃の不安定さも大きな弱点になった。開幕から先発に抜(ばっ)擢(てき)された新人の木浪は15失策、北條も12失策と球際の弱さを露呈。チーム防御率は12球団トップの3・46をマークしながら、守備の乱れに投手陣が足を引っ張られた試合が実に多かった。記録に表れないミスも多く、久慈内野守備走塁コーチは「木浪は(グラブをさばく)ハンドリング、大山はスローイング(送球)」と課題を挙げる。技術面の底上げは、秋季キャンプでの喫緊の課題だ。

 打力優先か守備重視か、シーズン途中の外国人補強の方針も曖昧だった。7月に加入したソラーテは首脳陣も起用法に困り、守備位置が遊撃、二塁、左翼とたらい回しになった末に約3週間で2軍に降格。「モチベーションが上がらない」とチームを去った。そもそも、外野手の補強を求めていた現場の要望にはマッチしていなかった。

 夏場に糸井が左足首を痛めて戦列離脱したように、主力選手の故障離脱は長いシーズンで付きもの。来季に向け、球団は打線の核を担える外国人打者の補強を目指しているが、攻守ともに若手野手の力をどれだけ伸ばしていけるか。ドラフト会議は高校生中心の指名になっただけに、現場の課題ははっきりしている。

矢野阪神、本番さながらシート打撃やります!投手や大山もバント、エンドランあるぞ

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阪神矢野燿大監督(50)がキャンプ休日の4日、第2クール最終日の7日に、今キャンプ初の実戦形式練習となるシート打撃を行うことを明かした。今季は作戦が思うように成功しなかったことを踏まえ、投手やシーズンで機会が少なかった大山にもバントをさせ、エンドランなども指示する予定。秋季キャンプでは異例の本番モードとなる。

今季は12球団ワーストの538得点。決定力不足と同様に、作戦の失敗は得点力不足の一因となった。実戦形式の練習は課題克服の絶好機。矢野監督は来季を見据えてシーズン同様の采配を振る。

 「(今季は作戦が)あんまりうまくいった感じがなくて。バントはもちろん、エンドランとか。現状は(チーム全体が)うまくないから」

 今季の犠打成功率はリーグ4位の・753。5月1、2日の広島戦では木浪が2試合連続でバント失敗。7月31日の中日戦では五回1死一、二塁で、青柳がバントで捕ゴロ併殺に終わり、接戦を落とした。エンドランも理想通りの結果とならないケースが多かった。

 「意識付けと、『チームとしてこうやろう』というのを含めてやりたい。まずは(作戦で)やろうとしていること(の考え方)が合っていることが大事だと思う」

 来年は東京五輪の影響で開幕が約1週間早まるが、春季キャンプは例年通りの2月1日から始まる。準備期間が短いこともあり、早い段階から緻密な野球に磨きを掛けていく。

阪神・梅野、極小ミットでバズーカ改良 軽量化で送球動作とタイム短縮へ

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阪神梅野隆太郎捕手(28)が4日、秋季キャンプで新しいミットを試していることを明かした。これまでのものより一回り小さいサイズをオーダー。極小ミットで軽量化を図り、スピード感を増して梅ちゃんバズーカの改良につなげる。2年連続でゴールデングラブ賞を獲得した虎の正捕手が、変化を弾みに、さらなる向上を目指す。

安芸の空と同じ、真っ青に染められたミットだった。梅野が左手にそっとはめる。来季へ向けた変化であり、挑戦。「自分の感覚がよければいいですね」。さらなる守備力向上へ。早くも動いた。

 キャンプインを共に迎えた新しい相棒だった。「大きいのを使うと、(捕球面に)範囲がある。小さいミットだと、捕ってからボールを探すよりもすぐ送球へいけるので」。送球動作とタイムのさらなる短縮へ、2年連続でゴールデングラブ賞を獲得した相棒から、さらに一回り小さいサイズのミットを要望したという。

 原点は変わらない。プロ1年目から教わってきた正捕手への道。「自分の思うポイントで捕らないと、素早くスローイングに移れないよ」-。口酸っぱく言われてきた教えは、たとえミットが変わっても常に胸にある。だからこそ梅野は「大きいから捕れるわけではなく、(ミットが変わっても)同じところで捕ることを意識している」と改めて強いこだわりを説明した。

 扇の要として、これまでもチームを引っ張ってきた。「続けて取ることに意味がある」と求め続けていた2年連続のゴールデングラブ賞を獲得。今季は129試合に出場し、盗塁阻止率はリーグ2位の・370。ミットに変化をもたらすのは、梅野の挑戦だった。SSK社の才田亮氏は言う。「小さいことで操作性も上がるし、二塁送球のタイムがよくなったりする」。狙いは梅ちゃんバズーカ改良だ。

 今キャンプでは連日、投手陣のボールを受けにブルペンへ向かう。「(ミットを)これ以上小さくすることはないですね。リーグ優勝、日本一。チーム成績が付いてきてのゴールデングラブ賞は、ひと味違うと思う」。7年目を迎える来季。15年ぶりのリーグ優勝を飾り、リーグトップの盗塁阻止率を誇る正妻となる。

阪神・木浪ら8選手、休日返上!確実に浸透している自主性

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  阪神秋季キャンプ(4日、安芸)阪神は4日、秋季キャンプ休日。計8選手が安芸ドーム内で自主練習を行った。来季2年目の木浪聖也内野手(25)は井上一樹打撃コーチ(48)の指導を生かし、さらなるレベルアップを誓った。

 昨年の秋季キャンプ最初の休日は植田一人が汗を流した安芸ドームに、この日は木浪、大山、片山、熊谷、藤谷、福永、石井、牧と計8選手が姿を見せた。確実に浸透している自主性-。ウエートトレーニングなどで体を動かした木浪は、井上新打撃コーチからの言葉を胸に、2年目のステップアップを誓った。

 「ボールの内側にバットを入れるいうことを自分の課題にしていて。悪いときにはこう(外回りに)なるし。自分のやりたいことと井上コーチのいうことが一致した。力が入っていたら内に入ってこない。今は脱力じゃないですけど、いつでも力を出せるようなイメージでやっています」

 安芸で初対面となった井上打撃コーチとは、第1クールの中で、濃密にコミュニケーションを図った。「大体どこ(の打順を)を打つだろうみたいな。そういうことを言われたので。強いライナー、間を抜くような。そういうのを求められると思う。自分が打つ打順はそういうことができないといけない」。今季は8番の51試合が最多だったが1、2番でも32試合に出場。自分は来季どこを打って、どんな打撃をしたいのか-。明確に描きながら成長していく。

キャンプ男脱却せよ!阪神・矢野監督、北條に期待「長持ちしてくれたら」

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阪神秋季キャンプ(3日、安芸)阪神矢野燿大監督(50)が北條史也内野手(25)に“キャンプ男”からの脱却を指令した。2017、19年の2度、春季キャンプMVPに選ばれながらも、ともにシーズンでは結果を残せず。来季の遊撃レギュラー取りへ、指揮官の期待は大きい。二塁の定位置返り咲きを狙う上本博紀内野手(33)は山本昌臨時コーチ(54)からスローイングのアドバイスを受けた。

安芸の強い日差しを浴びながら、矢野監督が充実の表情をのぞかせた。就任2年目となる来季へ土台を築いているこの秋も、目についたのは背番号2。“キャンプ男”からの脱却を願った。

 「北條はずっといいよ。春と秋、いいんだよな(笑)」

 第1クールの最終日も元気いっぱいだった。北條は新任の井上打撃コーチが課している1箱のノンストップ連続ティー打撃で、こっそり盛られた追加球もこなして130連射で完走。指揮官も調子のよさを認めた。しかし、キャンプだけで終わってもらっては困る。思わず本音が漏れた。

 「春ももうちょっと長持ちしてくれたらな」

 今年の宜野座でもそうだった。鳥谷と遊撃の定位置を競わせた春季キャンプを終え、MVPに指名したのが北條。指揮官がうなるほどの取り組む姿勢と内容も見せ、大きな期待を抱かせた。しかし、3月のオープン戦に入ると、新人だったライバルの木浪が大ブレークした陰に隠れて、開幕スタメンを譲ることに…。クライマックスシリーズ(CS)では10月5日のDeNAとのファーストステージ第1戦で5打点を挙げるなど活躍したが、シーズン通してレギュラーをつかめなかった。

 2017年にも当時の金本監督に春季キャンプMVPに指名されたが、シーズン開幕後に大不振に陥って途中から2軍落ちする憂き目にあった。次こそ二の舞を避けるように願いを込めた、矢野監督のハッパだった。

 この日のフリー打撃では右打ちの意識も強め、指揮官が求める『自主性』を体現している。「右打ちっていう部分でも、そういうことができるところがジョー(北條)のプラス。作戦もやりやすいのよ。あいつはそういう幅がある」とべた褒めした。

 今季限りで鳥谷が退団。遊撃の争いは木浪、植田らと近い世代での大争奪戦となる。矢野監督も競争をあおっているが、不動のレギュラーが出てきてほしいのが本音だ。

 「もともとあいつは練習の取り組む姿勢っていうのはたいしたもんだと思うよ。誰が見てるとか関係なく、いつでも自分のやることやりきれる」


 誰もが認める練習の虫。だからこそシーズンでも結果を残してもらいたい。北條が“キャンプ男”を返上すれば、虎にとって大きな力となる。

安芸の強い日差しを浴びながら、矢野監督が充実の表情をのぞかせた。就任2年目となる来季へ土台を築いているこの秋も、目についたのは背番号2。“キャンプ男”からの脱却を願った。

 「北條はずっといいよ。春と秋、いいんだよな(笑)」

 第1クールの最終日も元気いっぱいだった。北條は新任の井上打撃コーチが課している1箱のノンストップ連続ティー打撃で、こっそり盛られた追加球もこなして130連射で完走。指揮官も調子のよさを認めた。しかし、キャンプだけで終わってもらっては困る。思わず本音が漏れた。

 「春ももうちょっと長持ちしてくれたらな」

 今年の宜野座でもそうだった。鳥谷と遊撃の定位置を競わせた春季キャンプを終え、MVPに指名したのが北條。指揮官がうなるほどの取り組む姿勢と内容も見せ、大きな期待を抱かせた。しかし、3月のオープン戦に入ると、新人だったライバルの木浪が大ブレークした陰に隠れて、開幕スタメンを譲ることに…。クライマックスシリーズ(CS)では10月5日のDeNAとのファーストステージ第1戦で5打点を挙げるなど活躍したが、シーズン通してレギュラーをつかめなかった。

 2017年にも当時の金本監督に春季キャンプMVPに指名されたが、シーズン開幕後に大不振に陥って途中から2軍落ちする憂き目にあった。次こそ二の舞を避けるように願いを込めた、矢野監督のハッパだった。

 この日のフリー打撃では右打ちの意識も強め、指揮官が求める『自主性』を体現している。「右打ちっていう部分でも、そういうことができるところがジョー(北條)のプラス。作戦もやりやすいのよ。あいつはそういう幅がある」とべた褒めした。

阪神・上本、二塁奪回へなんとブルペン入り!昌臨時Cからスローイング指導

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阪神秋季キャンプ(3日、安芸)投手と野手という垣根を越え、抱え続ける課題を克服したかった。上本が臨時コーチの山本昌氏からスローイングの指導を受けた。感覚が残る手のひらを見つめて、濃密な時間を振り返った。

 「(まだ)一日なので、しっかり続けていきます」

 午後のメニューを終了すると、久慈内野守備走塁コーチに連れられ、ブルペンへ。「投」におけるプロフェッショナルの教えを請いたかった。キャッチボールにネットスローなど、リリースについて確認作業を重ねた。「緊張した」という言葉に、219勝左腕の濃密な教えが詰まっていた。

 志願して参加している今キャンプ。フリー打撃で投手を務めるなど、課題克服に必死だ。今季は30試合に出場し、二塁の守備では1失策だったが、天才的な打撃に守備の安定感が増せば定位置もぐっと近づいてくる。1日にはFA権を行使せず「(決め手は)特にないですけどしっかりやります」と残留を表明した。2020年に熱い思いをかけ、2年連続で全試合出場を果たした糸原と二塁を争う。久慈コーチも「(スローイングに)自信がないから慌てちゃう。よりいい感覚を求めるために、(山本昌氏に)教えてもらえたら」とさらなるステップに期待を込めた。

 「しっかり練習していきます」

 きっかけをつかんだのなら、あとはもう形にしていくだけ。今キャンプ最年長の33歳が、充実の秋を過ごしている。

阪神・北條 三塁に本格挑戦で出場数増へ 秋季C実戦で遊撃と半分ずつ守備

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 「阪神秋季キャンプ」(6日、安芸)

 阪神北條史也内野手(25)が遊撃に加えて本格的に三塁にも挑戦することが6日、分かった。久慈内野守備走塁コーチが明かした育成プランでは、今キャンプの実戦は遊撃と三塁に半数ずつ就く予定。首脳陣が推し進める複数ポジション計画に対応し、来季の出場機会増を狙う。

ユニホームは泥だらけだ。北條が懸命に白球を追い続ける。「ショートだけとか、サードだけとかにならないようにしたいですね」。描かれた来季のプランは、本格的な三塁挑戦。遊撃以外も守れるようになることで出場機会増加を狙う。

 志願の早出特守では遊撃の守備位置へ。左右に振られながらも食らいついた。だが、投内連係やシートノックでは三塁に向かう。そして、午後からの守備練習では遊撃に戻った。二つのポジションをこなす努力の時間。「ショートは足を使わなくてはいけなくて、サードはハンドリングが大切になる」と大きな違いにうなずいた。

 この理由について、久慈内野守備走塁コーチが明かした一つのプランがある。それは今キャンプの実戦で、遊撃と三塁を半数ずつ守るというものだ。「(守る機会は)半々にする。シーズンの終盤に三塁もやっていたしね」と説明。複数のポジションを守ることができれば、単純に出場機会も増える。その計画に北條自身も「ありがたいですね」と言葉を紡いだ。

 期待されるからこそ、ミス撲滅にも動いた。全体練習後の個別練習で、北條が向かった先は特打でも特守でもなかった。静かに一人、マウンドへ。特打を行う木浪らの打撃投手役を担った。「僕のエラーは送球ミスが多い。それは防げるミス」。課題と自覚するスローイングに、あらゆる形でアプローチしている。

 首脳陣が求めるのは守備の万能性だ。北條は遊撃と三塁を磨き上げる。それと並行して、室内練習場では最後の一人までバットを振り込んだ。「試合に出ないと。守備もそうだし、もっとレベルを上げていかないといけないですね」。走攻守すべての技術向上で、目指すは来季の定位置奪取だ。今秋、北條が泥くさく励む。

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阪神秋季C(6日、安芸)来季はエラーなしや! 阪神青柳晃洋投手(25)が6日、安芸秋季キャンプの特守で泥にまみれた。約90分で計204球のノックを受けてヘロヘロ…。今季、チームは12球団ワーストの102失策。投手陣も15失策を記録し、自身はセ日本人投手最多の3。実は苦手意識を持っていた守備を鍛え直し、さらに信頼される先発投手へと進化する。

 

最後の1球をつかむと、へたりこんだ。午後の特守に参加した青柳が、志願の早出も含めて約90分間で204球のノックの嵐。ユニホームを泥だらけにして、がむしゃらに汗を流した。

 「数をこなすことによって、感覚的なこともありますし、足を使って投げるということを(やった)。試合でも生きてくると思います。キャンプに入ってからの投内(連係)でもうまくいっていると思う。ためになっていると思います」

 投手陣の全体練習の最後に組まれた特守。開始前にサブグラウンドに来ると、誰よりも早く福原投手コーチのノックを受けた。三塁でゴロを捕球し、一塁へ送球。途中から福永、守屋が加わったが、最多41本のスローイングを繰り返した。

 さらに午後2時35分から始まったのが、3カ所特守だ。藤浪、守屋、福永と同組で、まずは外野で右翼と左翼を走って往復しながら捕球するアメリカンノックを20分間で24本。2カ所目では、安藤投手コーチが左右に投げたボールをテンポよく54球捕球。最後は左右に激しく動かされる内野ノック。10本連続で取れば終了(2セット)というルールだったが、そう簡単にはいかない。汗まみれになって受けたノックは締めて85本。あちこちで苦悶の叫び声が上がる中、最多の204本のノックを受けた。「キャンプでしかできないこと。そういうところをしっかりやっていかないと」と自らをムチ打った。

 今季は初めて開幕から先発ローテを守り、25試合に登板。初めて規定投球回にも到達し、9勝9敗、防御率3・14の数字を残した。一方、失策3はセ・リーグの日本人投手ワースト。「送球エラーが失点につながったのもありますし」。チームは今季、最下位に沈んだ2000年以来19年ぶりの大台となる102失策を記録。もちろん12球団ワーストで、投手陣の15失策もワーストだった。今キャンプでは第1クールから投手も3~4人が日替わりで特守に取り組み、この日の3カ所特守はその強化版だ。

 26歳以下のキャンプ最多となる12投手(小野を除く)が参加し、ミス撲滅へ泥にまみれた。福原投手コーチは「(失策が)なくなってほしい。自分を助けることにもなる」と意図を説明した。

 身近には、無失策で球団の投手では初めてゴールデングラブ賞を受賞した西もいる。「うまい人からしたらピッチャーゴロは三振くらいの感覚だと思うけど、僕からしたら『(打球が)来てほしくない』と思っていますし、来たときは焦ってしまう。そういうところからなくしていけたら。(失策)ゼロが当たり前だと思うので」と青柳。猛練習で、来季までに不安も失策も消していく。

阪神・矢野監督、育成2年目・石井に「8割投球」のススメ

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阪神秋季C(6日、安芸)阪神矢野燿大監督(50)が、ブルペンで育成2年目の石井将希投手(24)へ“8割のススメ”を説いた。いい直球を生かすため、ストライクゾーンで勝負する意識を高めることが狙いだ。今季、育成から支配下登録となった片山雄哉捕手(25)にも熱視線。また、近本光司外野手(24)は、今キャンプで初めて右翼でシートノックを受けた。

 期待するからこそ、投球後の指導にも熱がこもった。島本のように、育成の星になれ-。矢野監督が正午すぎのブルペンで、背番号「121」の石井へ“8割のススメ”。寒さが増した夕暮れどきの室内練習場で、そのココロを明かした。

 「ブルペンだと100点満点のボールを投げたがる。悪いことじゃないけど、それではピッチングが苦しくなる。いいボールがボールになる、そういうピッチャーがすごく多いんだけど、そこをボール1個でも甘いところで、質を高めたボールを投げていく方が試合に通ずると思う」

 直球、変化球を交えて左腕が60球を投げ終えたときだった。「80%くらいの質の球を(ストライク)ゾーンに投げればいい」と直接伝えた。

 プロ2年目の石井は最速150キロの直球に90キロ台のカーブなどを操り、ウエスタンでは今季チーム最多の48試合に登板。2勝2敗、防御率3・46と上々の数字を残した。支配下登録は勝ち取れなかったが、育成契約から出発して今季、プロ最多の63試合に登板し、防御率1・67とブレークした島本に続く存在として期待は高い。目指すは強力リリーフ陣入りだ。

 2軍監督時代に島本を見いだした指揮官は「(石井は)俺も2軍で見ていたけど、ボール、ボールで(カウントを)取りにいって打たれる」と指摘。いい直球があるのに、もったいない。100%でなくていい。80%でストライクゾーンに投げれば十分。球の力を生かし切るスタイルへの進化が、ソフトバンクの千賀のような育成の星への道につながるはずだ。

 「今まで120%の力で投げる意識が強かった。質のいい球の確率を上げることを意識したい。(来季)開幕では支配下登録をとれるように頑張りたい」と石井が力を込めれば、矢野監督は「ワンランクもツーランクも、まだまだ上げなアカン」と尻を叩いた。新戦力を見つけ出し、実りの秋にする。

阪神横山「失うものない」左腕復活に矢野監督も期待

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阪神秋季キャンプ初日の10月31日、ブルペン矢野燿大監督(50)から熱視線を浴びたのは、復活を目指す左腕だった。

横山雄哉投手(25)。14年ドラフト1位で入団。だが、18年8月に左肩のクリーニング手術を受け、オフに育成契約。今季は2軍戦8試合に登板。背番号115から、支配下復帰に挑んでいる。

この日、54球の投球練習。見守った矢野監督が「ナイスボール」と声をかける場面もあった。指揮官は捕手の後ろから球筋もチェック。「良かったね。今日のボールを見たら(球の)強さがあった。腕も振れていた。面白いな、いいボールを投げていたなという印象。真っすぐに力が出るからこそ、フォークもあいつの中でウイニングショットになる」と球の力が戻りつつあることを認めた。

復活への思いを横山も言葉にした。「(首脳陣に提出した)リポートにも書きましたが、失うものはない。いろんなことにチャレンジしていきたい。こういう機会をもらったのでアピールしたい」。この秋のテーマは「強い真っすぐを投げること」。1歩1歩、2ケタ番号への歩みを続けていく。

阪神高橋遥「全然」チェンジアップ習得に試行錯誤

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高橋遥がチェンジアップ習得に取り組んだ。ブルペンで捕手の片山、打者役の藤井バッテリーコーチに意見を聞きながら、70球のうち33球を投げ込んだ。「まだ全然です。ピッチングの時はいい感じだったので、次の日も投げられるようにやっていきたい」。動画サイトを見たり、同じ左腕の井川慶氏を受けたことがあるブルペン捕手の話を聞きながら試行錯誤中。「能見さんや岩崎さんも投げるので、いろんな人に聞いていきたい」と意気込んだ。