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2019.11.8 広島が菊池涼介のポスティング申請を容認 米大リーグ移籍挑戦へ

プロ野球の広島が8日、菊池涼介内野手のポスティング申請を容認することを決めたと発表した。

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数日前に本人からポスティング申請の要望があった。今後、球団がNPBに申請手続きをする。米国移籍が実現しなかった場合は球団は残留を受け入れるとした。

 鈴木球団本部長は「彼は今まで球団に多くの貢献をしてくれた。彼のチャレンジを尊重したい」とコメントした。

 菊池涼は昨年12月にポスティング制度を利用し、米大リーグに挑戦する希望を球団に伝えていた。会見で「野球をやってる以上、トップのレベルでやりたいと思ってる選手は多いと思う。僕もその一人です」と語っていた。

 今季中に国内FA権を取得したが、今月1日にこれを行使しないことを表明。以後、ポスティング制度の利用について、鈴木球団本部長は「今後、話し合っていきます」としていた。

 広島の松田オーナーは「前から容認するつもりだった。FAしないで残ったことで、うちに対する気持ちはもらった」と説明。「戦力はダウンするかもしれないが、8年間の功績を考えたらありがたい。感謝しているし、手伝いできることはしたい」と菊池の挑戦を後押しすることを示した。

巨人・小林誠司「大型契約」へ 原監督が“流出阻止”厳命

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来季中にも国内FA権を取得する巨人・小林誠司捕手(30)について、原辰徳監督(61)が球団フロントに流出阻止を厳命したことが分かった。

 小林は宮崎市内で秋季キャンプを行うチームを離れ、日本代表の一員として台湾で国際大会「プレミア12」に参戦中だ。

 日の丸を背負った戦いでは、2017年の第4回WBCで主戦捕手として攻守に活躍。端正なマスクとともに脚光を浴びた。だがチームでは今季、西武からFAで加入した炭谷、2年目の大城に出番を奪われ、4年ぶりに100試合出場に届かなかった。

 原監督は「今年は(炭谷)銀仁朗を獲ったりして出番も少なくなって、本人がどう思っているか分からないけど、小林はこれからもジャイアンツに必要な選手」と明言。「もちろんまだ足りない部分もあるが、1年を通して試合に出られる強さがある」と評価する。

 第2次原政権の13年のドラフト1位で入団6年目。早ければ来年オフにも国内FA権を行使できる。捕手の育成には長い時間を要するため、小林のような年間を通して1軍でマスクをかぶった経験を持つ守りの要は、正捕手不在に悩む球団にとってはのどから手が出るほど貴重な存在だ。

 盗塁阻止率は12球団唯一の4割台で、4年連続リーグトップと強肩は健在。女性人気の高さは興行面でも大きい。FA市場に出れば、特に捕手の打力にセ・リーグほど要求が高くない、DH制のパ・リーグ球団を中心に争奪戦が予想される。

 編成トップを兼ねる原監督もFAを視野に入れ、小林の流出は絶対に避けたい考え。すでに球団上層部には意思を伝えており、今オフから全力で慰留に取りかかる。

 もちろん思いは形で示さねば伝わらない。小林が残留を決断できるだけの好条件を提示する。今季の推定年俸6000万円を、原監督は「彼の働きからすれば、ずいぶん安い」と受け止めており、大幅な上積みが見込まれる。小林もチームへの愛着は強く、両者の合意に向けた見通しは明るい。あとはどれだけの長さで複数年契約を結ぶかだ。

 

巨人・原監督 来季FA権を取得できる小林に超プロテクト

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巨人・原辰徳監督(61)が小林誠司捕手(30)に“超プロテクト”を施す。来季中にも国内FA権を取得する背番号22の流出を防ぐべく、チーム編成権を握る原監督がフロントに進言。小林にとって初となる複数年契約を提示するなど、慰留対策に乗り出すことになった。球界屈指の強肩捕手の巨人残留に向け、球団総出で取りかかる。

原監督が鋭い先手を打った。来シーズン中にも国内FA権を取得できる小林に対し、最大級の誠意を見せていく。万が一の流出を防ぐべく、指揮官自ら球団幹部に提言。「彼の働きからすればずいぶん安い」と語る、推定年俸6000万円からの増額だけでなく、複数年契約などの好条件で引き留めにかかる模様だ。

 プロ6年目を迎えた小林の今季は、これまでにない苦境の連続だった。昨オフには炭谷が西武からFAで加入。強打が売りの大城にもその立場を脅かされた。ついには2年目の岸田にまで先発マスクを奪われたことも。それも2位・DeNAに0・5ゲーム差まで詰め寄られたなかでの起用とあって、岸田の抜てきよりも“小林外し”の方がクローズアップされ、物議を醸したこともあった。当然、出場機会は激減。今季は出場92試合にとどまり、4年ぶりに100試合に届かず終了した。

 これに周囲は小林への評価急落と推測したが、意外にも原監督の評価は高いものだった。「今年は(炭谷)銀仁朗を獲ったりして出番も少なくなって…本人がどう思っているか分からないが、小林はこれからもジャイアンツに必要な選手。もちろん、まだ足りない部分もあるが1年を通して試合に出られる強さがある」とキッパリ。打力こそ大城などに劣るものの、今季の盗塁阻止率(4割1分9厘)は、12球団トップ。セ・リーグでは4年連続トップを継続している。

 現在、複数の球団が正捕手不在に頭を抱えている。若さとフィジカルの強さ、そして球界屈指の強肩を持つ小林が手を上げれば大争奪戦は必至だ。原監督は、このままでは「不遇」と受け取られかねない小林の胸中を察し、素早いアクションと高条件という“プロテクト”で全力慰留に努めた格好だ。

 現在、侍ジャパンの一員として「プレミア12」に参加中の背番号22。今オフの契約更改からも目が離せない。

【プレミア12】侍J、山口俊が帰国 スーパーR初戦先発濃厚、稲葉監督「自分の調整がある」

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8日に台中市内で行われた練習に山口の姿はなし、指揮官「先に帰しました」

 野球日本代表「侍ジャパン」は8日、台湾・台中市の台中インターコンチネンタル野球場で練習を行った。「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)でオープニングラウンドB組を首位で突破。この日は予備日だったため、希望者だけが参加しての練習となり、野手陣はフリー打撃、投手陣はキャッチボールなどで調整した。

第1戦のベネズエラ戦で先発した山口俊投手、第2戦で先発した高橋礼投手の姿は練習にはなし。練習終了後に稲葉篤紀監督は「礼は自由練習。自分のことをやっている。俊に関しては自分の調整がありますので、先に帰しました」と、チーム本体を離れて一足早く、スーパーラウンドが行われる日本に帰国したことを明かした。

 11日からスタートするスーパーラウンド。5日のベネズエラ戦で先発した山口が、中5日で先発することが濃厚だ。

侍ジャパンのノーヒッター左腕・大野雄大は‘’鈍感力‘’でスタンバイ完了「全試合投げるつもりで…」

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 プレミア12に出場する侍ジャパンは4日、台湾の台中球場で公式練習し、初戦となる5日のベネズエラ戦(桃園)に備えた。第2先発で中継ぎ待機する大野雄大投手(31)は、環境の違いを気にしない鈍感力を強調した。「いい意味で鈍感なのでマウンドの硬さも気にならないです。上がってからの投球練習で調整しないといけないのは相手も同じ。沖縄もマウンドは低かったし、硬かったので大丈夫」。これまでの代表でも鈍感力を発揮してきた。台湾では2013年11月の強化試合と15年11月の前回大会で計3試合に登板。今回2試合が行われる桃園球場でも、前回のベネズエラ戦に2番手で登板し、3イニングを1安打無失点に抑えている。

 「低ければ脚が着くのは早いけど、もともと気にならないし、意識しないようにもしている。海外の球場ならなおさらですから」。この日、山口が5日の予告先発として発表された。6日は高橋礼、7日は今永の先発が決定的。第2先発としてブルペンで待機する大野雄はどちらの球場でも投げる可能性がある。

 「準備はできた。万全で迎えられると思う。日本のためなら、全試合投げるつもりで腕を振ります」。スタンバイは完了。ノーヒッター左腕が世界一を狙う侍ジャパンの貴重なピースになる。

侍ジャパンでも「直球の大野雄」だ!井端コーチから「物足りない」指摘受け 原点回帰へ

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来月の「プレミア12」に出場する侍ジャパンは31日と11月1の両日、カナダとの強化試合(セルラー)に臨む。中日から唯一選ばれている大野雄大投手(31)は30日、登板予定の第2戦で直球を軸とした本来の投球に回帰する考えを明かした。

 「真っすぐを増やしてもいいと思う。軸の球はそれ。真っすぐを意識させてこそ落ちる球が生きるので。打者を見て、真っすぐを増やすとかしていきたい」
前回26日のオリックスとの練習試合(サンマリン)は2イニングを1安打無失点に抑えた。が、17球のうち直球は6球のみ。変化球主体の投球に首脳陣からは不満も漏れた。

 建山投手コーチは結果を求めた姿勢に理解を示した上で、「もうちょっと直球で押すのが持ち味。そういうスタイルも見たかった」と注文。中日の先輩でもある井端内野守備走塁コーチは直接「物足りないよ」と指摘した。

 そんな苦言は期待の裏返しでもある。台湾での1次リーグは山口が11月5日のベネズエラ戦、岸が6日のプエルトリコ戦、今永が7日の台湾戦に先発することが有力だが、この日は岸が発熱で休養。状態次第で、大野雄が代役を務める可能性も出てくる。

 「準備は大事やし、先発が一番力を発揮できる場所やと思っている。心と体の準備はしておきます」と語った左腕。まずはカナダ戦。今季の復活を支えた直球主体の投球で存在感を示し、万全の状態で不測の事態に備える。

 

大野雄が骨折離脱の同級生秋山の思いを胸に働く!! 速球軸にカナダ打線を料理 3イニング無失点

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1日 日本代表強化試合 日本3ー0カナダ(沖縄セルラースタジアム那覇

 これぞ大野雄の真骨頂だ。変化球が多かった10月26日のオリックスとの練習試合(サンマリン)から一変。最速149キロの直球でカナダ打線を押しまくった。3イニングを2安打無失点。2奪三振で5日に初戦を迎えるプレミア12への準備を整えた。
外国人のインコースをどれだけ突けるかが大事。ガツンと引っ張られるまではいっていいと思うし、一発打たれたとしても、甘くなるといかれるというのが自分の中で分かればいい」

 明確なテーマを掲げたマウンド。今永の後を受けた4回は連打で1死一、二塁とされたが、三ゴロ併殺打で切り抜けた。5、6回は三者凡退。43球のうち24球を直球が占め、17球のうち6球にとどまった前回とは比率を逆転させた。

 違いはそれだけではない。登板日には肩の消耗を防ぐために試合前練習ではキャッチボールを行わないのが大野流。しかし、今回はみっちり投げた。「ブルペンで待機するなら、そういうわけにはいかない」。何でもこなすことを公言している左腕が思いを体現した。

 この日、31日の試合で右足薬指を骨折した秋山が離脱した。同じ1988年生まれで沖縄入りした27日には「同級生会」を催し、共闘を誓った間柄。宿舎でのミーティングでは稲葉監督の「思いを胸に戦っていくしかない」との言葉にうなずいた。当初の予定通り、第2先発として台湾での予選リーグに臨む大野雄。日の丸のために全身全霊を込める。



大野雄と今永の切っても切れない関係「刺激」だけじゃなく…“無失点リレー”で日本へ[侍ジャパン]

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◇7日 「プレミア12」1次ラウンドB組 台湾1-8日本(台湾・台中インターコンチネンタル球場)

 今大会初登板でも、完全アウェーの中でも大野雄は冷静だった。2イニングを無失点。2次ラウンド(R)では台湾とは当たらず、この日の結果が反映されるため、稲葉監督が「大きなポイント」と位置付けた事実上の2次R初戦で完勝に貢献した。

 「台湾にいる間に1回投げられて良かった。日本でマツダはあんな感じ。応援に気後れすることなく、すごく冷静な状態で上がれました」

 出番は4回。3イニングを無失点に抑えた今永の後を受けた。1死一塁から日本ハム王柏融に右前に弾かれた。鈴木の好返球で一度は三塁封殺となった判定が5分近い検証の末に覆った。満員の観客は総立ち。それでも落ち着いていた。

 「ああいうときは絶対にひっくり返るので、覚悟していた。セーフならというのを野手とも確認していた。4点差あったので、本塁打でもまだ勝っていると思えた」

 1死一、三塁。9番打者を決め球に取っておいた内角の直球で見逃し三振。1番打者は力で中飛に打ち取った。5回もイレギュラーした安打などで1死一、二塁とされたが、後続を断ち、観客にため息をつかせた。

 1年前はもがいていた。わずか6試合でプロ1年目以来の0勝。球威はあるのに打たれるのはなぜか。秋季キャンプで新任の与田監督から打者が打ちにくいタイミングで投げる「間の取り方」を課題として指摘された。

 自主トレ、春季キャンプでも試行錯誤が続く。オープン戦が始まり、焦りが募る。そんなとき、ある映像が目に留まった。2段モーションで投げる今永の姿。「試したことはないけどやってみよう」。この賭けが復活の一因となった。

 今回の代表で先発タイプの左腕は2人だけ。「今永君はすごく意識が高いので、年に関係なく刺激を受けています」。切磋琢磨(せっさたくま)する後輩左腕からのバトンをしっかりと受け継いだ大野雄。存在感を示し、日本に戻る。

侍大野「すんなり入れた」大会初登板0封で勝利投手

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今永の後を継ぎ、2番手で登板。2イニングを投げ、4安打を許したが、無失点で切り抜けた。「台湾の1次ラウンドで投げられて良かった。試合にも、すんなり入れた」と落ち着いていた。4点リードの4回には相手のチャレンジ成功により1死一、三塁のピンチを招いたが「僕はいつも、ひっくり返るので」と後続を断ち、勝利投手となった。

ピンチでも踏ん張った!! “第2先発”で初登板の大野雄は2回4安打無失点[侍ジャパン]

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◇7日 「プレミア12」1次ラウンドB組 台湾-日本(台湾・台中インターコンチネンタル球場)

 大野雄が4点リードの4回から2番手で今大会初登板。2イニング4安打無失点で3番手の山岡につないだ。4回は1死から中前打を許すと、日本ハムに在籍する王柏融に右前打を浴びて一、三塁とされたが、9番打者を内角低めの直球で見逃し三振。さらに1番打者を中飛に仕留めた。続く5回は1死一塁から遊撃・坂本勇へのゴロが大きくイレギュラーして左前打になり、一、二塁とされたが、落ち着いて後続を断った。今大会初登板を無失点で切り抜けた大野雄はホッとした表情を浮かべていた。

侍ジャパン強化試合 日本3―0カナダ(2019年11月1日 沖縄セルラー

 大野雄も上々の試運転だ。4回から2番手で登板し3回無失点に封じ「真っすぐで空振りも多かった。もっと自信を持ってゾーンの中で勝負できると思った」と手応えを口にした。

 10月26日の練習試合でも2回無失点と好投した左腕は「どこかで先発を、と言われている。台湾から日本に帰ってからだと思いますけど」。6日のプエルトリコ戦は高橋礼が最有力だが怠らず準備を続けていく。

由伸→ヤスアキ「勝利の方程式」完全救援 5投手で無失点リレー

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勝利の方程式の2人が完全救援だ。セットアッパーの山本が8回から登板。先頭のパナスに9球粘られるも、145キロフォークで二ゴロに打ち取り、続くヤージーも二ゴロ。最後はデグランから153キロ直球で空振り三振を奪い、「全体的に調子が上がってきた。気持ちよく投げられた。自信を持って台湾に行きたい」と手応えを口にした。

守護神を託された山崎は「ヤスアキジャンプ」が起こる中、9回のマウンドへ。いつも通り直球とツーシームのみで3者凡退に抑え「しっかり0に抑えられてよかった。精度をもっと上げたい」と話した。投手陣5人により無失点リレーを完成させ、決戦の地、台湾へ向かう。

侍左腕今永が3回6K無失点の圧巻投球 「自分にとって三振は調子のバロメーター」

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捕手會澤に感謝「ブルペンは良くなかった、カーブをうまく使ってくれた」

 野球日本代表「侍ジャパン」は1日、沖縄セルラースタジアム那覇で「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019」カナダ戦に臨み、3-0で勝利した。11月2日(日本時間3日)に開幕する「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)に向けて最後の実戦の機会。先発の今永昇太投手(DeNA)ら投手陣が無失点リレーで繋いでリードを守って勝利した。

今永は初回1死からこの日唯一の安打を浴びたが、3回を投げて1安打無失点の好投。2回から3回2死まで圧巻の5者連続三振を奪うなど、6奪三振の好投を見せた。左腕は試合後のお立ち台で「カナダは鋭いスイングをしていたので、(捕手の)會澤さんとコミュにケーションを取って丁寧に投げた」と振り返った。

 試合前のブルペンでは決して調子は良くなかったという。「會澤さんがカーブをうまく使ってくれた」とし、効果的だったカットボールについても「失投が少なかった。緊張感のある大会でもしっかり投げられれば」と手ごたえを口にした。

 国際大会で3回6奪三振は大きな自信になったようだ。「自分にとって三振はバロメーター。歓声もすごかったので力になりました」。左腕は揺るがぬ自信を胸に台湾に乗り込む。

侍の8回を担う男、オリックス・山本由伸の光る技

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テレビで放映していた、とある球種の握りが目についた。

「覚えようと思って覚えたわけではないんです。たまたまテレビでやっていて。試しに投げてみたら、投げられた」

 画面に映っていたのは、MLB通算303勝を誇る左腕・ランディ・ジョンソン(元マリナーズほか)のシュートの握り。左右の違いはあれど、大事なのは握り方や曲げ方などの理論を把握すること。そこから自身の感覚で習得していけばいい。だから、さほど時間は要さなかった。

 さらに、習得に踏み切ったのには大きな理由があった。それは今季の開幕前に志願した“先発再転向”だ。今春のキャンプで右腕は、こう語っている。

「スライダー、カットボールはこっち(右打者の外角)に曲がるのに対して、シュートは逆(右打者の内角)に曲がるので配球の選択肢が広がる。それに、先発に戻ったら、もっと球種が必要だなと考えていました。そうすれば、毎回『新しい自分』で勝負できる。対戦するたびに『違うピッチャーになる』くらいのイメージでいきたいんです」

 無走者の際、ノーワインドアップで投じる右腕だが、時折、クイックを交えるのも、“違う自分”の1つ。シーズンでは投球プレートを踏む位置を変えるなど“小さな変化”を交えていた。

 最速156キロの直球など、投じるボールの威力ばかりに目がいくが、打者を抑えるために思考をめぐらせる。試合中も笑顔を見せる21歳は「純粋に野球が楽しい。投げることが楽しい」と語る“野球小僧”。それゆえの向上心を持ち続けた結果、高卒3年目の今シーズンは12球団で唯一の防御率1点台をマークしてのタイトルを獲得した。振り返れば、習得したシュートが大きかったとも言う。

「シュートを覚えたことで、内野ゴロを打たせることができた。それでランナーがいても、ゲッツーに仕留めることができましたし。有効に使えました」

 打者を圧倒できた要因は快速球ばかりではない。昨日に開幕したプレミア12の日本代表にも名を連ねる山本由伸は、確かな投球術も持つ。その世界舞台では、ブレークを果たした昨季の主戦場“8回のマウンド”を任されている中で、日本人とはケタ違いのパワーを誇る外国人選手を相手に、時として“テクニック”が必要となる場面も出てくるはずだ。

「任されたところでしっかり投げたい。欲を言えば、より大事な場面で投げたいです」
 
 大会開幕直前に、そう語っていた剛と柔を併せ持つ右腕が、日本を勝利に導く。


2019.11.7 世界野球 第3戦 プレミア12 侍JAPAN 稲葉JAPAN 日本代表VS台湾代表 鈴木誠也 今宵も2日連続豪快あわや場外?!ホームラン!


2019.11.7 世界野球第3戦 プレミア12 日本代表VS台湾代表


2019.11.7 世界野球 開幕第3戦 プレミア12 侍JAPAN 稲葉JAPAN 日本代表VS台湾代表 初回、2点先制!!